Edafos株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:大木裕子、以下「Edafos」)は、地盤災害を未然の防止を促進するため、メインマーク株式会社(本社:東京都江戸川区、代表取締役:川口 太)とメインマーク・ストラクチュアル・コンサルティング株式会社(代表取締役社長:西村 彰敏、以下「メインマークSC」)と、2021年10月1日に包括連携協定を締結しました。
■背景
 近年、突発的な崖崩れや地震頻度の増加など、異常な自然現象が増え、各地で甚大な被害をもたらしています。緩んだ地盤は崩れやすく、土砂災害や盛土崩壊などを引き起こすため、早急な対策が求められ、現在復旧のためのさまざまな技術が登場しています。その一方で、災害が起こる前の対策は進んでいないのが現状です。

■包括連携協定締結による効果
 Edafosの展開する地盤変動監視サービスでは、過去から現在までのSARデータを解析することで、地盤の変動を抽出・モニタリングすることが可能です。つまり、崖崩れや地盤沈下などの地盤災害が起こる前に予兆を検知することができます。
 検知ができれば、メインマークの所有技術である沈下修正、地盤改良・強化、液状化対策、盛土の地滑り対策工事等を早期に適用でき、また、構造物の状態を詳細に見極める必要があれば、メインマークSCの技術である構造物変化のモニタリングやその解析により、状態を見極めます。これにより、災害前の予兆検知から対策実施まで一気通貫して行うことができます。


■参考:解析実例 「崖地の下方変動」
 2021年7月に幅約40mに亘って崩壊した崖地。崩壊の少なくとも2年半前から、合計12mm程度、徐々に崖が下方へ移動していることがグラフ(右図)からわかる。仮に現地で目視を続けても、判然としない程度の変位であったであろう。

■3社がそれぞれ担う役割
 Edafosは、SARデータを利用した地盤変動監視サービスを提供します。監視したい箇所の地盤の時間変化がわかるデータを提供いたします。当サービスは地殻変動研究経験者により運営されているため、SAR解析結果の解釈の正確性と、SARデータが含有する日本の地盤ならではのノイズの低減に強みがあります。
 メインマークは沈下修正・空洞充填工事をメインに、建物下の地盤改良・地盤強化、建物の傾き修正、構造物の振動解析、液状化対策工事などお客様のお悩みに合わせた様々な工事を日本全国で4,000件以上施工してきました。東日本大震災を始めとする災害からの復旧工事にも多数従事しており、提供サービスは災害後の復旧のみならず、防災・減災対策のための施工にまで広がっています。全国にある販売網を活かし、本サービスの推進を行うとともに、検知した自然災害の予兆に防災・減災の対策を講じていきます。
 メインマークSCは、ICTセンシング技術を活用して特定の構造物の変化をピンポイントでモニタリングし解析する技術を保有しています。建物など構造物の変化をみることで、災害前に構造物の補強を行う、災害後の安全を遠隔で確認するなどの防災・減災システムを構築しています。

■今後について
 各社の強みを掛け合わせ災害の予兆検知サービスを企業や自治体に提供し、状況に応じて必要な対策まで提供できるサービスの検討を開始しています。土砂災害などによる被害を未然に防止し、人命を守るとともに、管理者側の安全確保等の業務を合理化します。
(メインマークによる同日のプレスリリースも合わせてご覧ください。)

■各社の事業内容
[Edafos
会社名 :Edafos株式会社
代表者 :代表取締役 大木裕子
所在地 :東京都豊島区西池袋5-5-21
設立年月日 :2020年9月2日
事業内容 :SAR衛星のデータを用いた地盤変動解析
Webサイト :https://www.edafos.jp

[メインマーク]
会社名 :メインマーク株式会社
所在地 :東京都江戸川区西葛西5-2-3
代表者 :代表取締役 川口 太
事業内容:硬質発泡ウレタンをコンクリート土間床下に注入し、その膨張力で床を水平に戻す「テラテック工法」を事業の中核とした床の沈下修正、床下の空洞充填工事、および、地盤改良、建物の傾き修正工事
Webサイト:https://teretek.jp

[メインマークSC]
会社名 :メインマーク・ストラクチュアル・コンサルティング株式会社
代表者 :代表取締役社長 西村 彰敏
所在地 :東京都江戸川区西葛西5-2-3
設立年月日 :2018年3月
事業内容 :構造センシング、構造シミュレーション、構造コンサルティング、システム開発
Webサイト :https://mainmark-consulting.com

配信元企業:Edafos株式会社

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