King & Prince・永瀬廉が主演を務める日曜ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第5話が8月21日に放送された。桶狭間の戦いを想起させる展開となり、タイトルがTwitterのトレンド1位になる盛り上がりに。信長(永瀬)がクラス唯一の女子・みやび(山田杏奈)にかけたひと言や覚悟の言葉が多くの視聴者の心をわしづかみにした。(以下、ネタバレがあります)

【写真】電話するみやび(山田杏奈)を見つめる秀吉(西畑大吾)

みやびが信長にクラスを束ねることを提案

同ドラマは、甲斐谷忍の漫画「新・信長公記ノブナガくんと私~」(講談社)が原作。戦国武将のクローン高校生たちが集結した2122年の学校を舞台に、「旗印戦」と称した戦いで学園のてっぺんを目指して大暴れする“学園天下獲りエンターテインメント”となる。

主人公・織田信長を永瀬、クラスで唯一武将ではない女子高生で学級委員長日下部みやび山田杏奈豊臣秀吉をなにわ男子・西畑大吾、明智光秀を萩原利久、上杉謙信を犬飼貴丈、伊達政宗三浦翔平武田信玄を満島真之介、黒田官兵衛を濱田岳、徳川家康を小澤征悦が演じる。

第5話は、家康側についた裏切り者が誰なのか、クラス中が疑心暗鬼に。そんななか、みやびは、家康を上回るポイントを稼ぎ出すためのPBB(ポイント倍々)作戦を再開させ、クラスを束ねるべきだと信長に話した。クラスをどう束ねるべきか思案する信長に、「信じたもん勝ち」とみやびは言うのだった。

■井伊を寝返りさせた信長

そして信長とみやびは、黒田が考えた新たなPBB作戦を秀吉たちに提案。それは、「1時間以内に音楽ホールの中で〇〇を倒す」という旗印を5本同時に立てるというもの。戦う場所を限定すれば、勝ち役と負け役の10人がそろい、裏切り者がいても監視がしやすい。さらに、ホールに集まらなかった場合、それを逃亡とみなし、その者は負けとするという条件を付けて全員が集まれるようにした。

すでに家康側についている明智のほか、黒田の策によって裏切り者と判明したのは、井伊直政(駿河太郎)、今川義元(松大航也)、真田幸村(田野倉雄太)、竹中重治(栁俊太郎)。

新たなPBB作戦による旗印戦がいよいよ開幕というとき、井伊らが作戦の逆手をとる策略で予定とは違う展開に。しかし、信長はそれを読んでいたようだった。信長に「なぜ家康側についた?」と問い掛けられた井伊は、「家康の器のデカさに惚れこんじまったんだよ」と答えた。

すると信長は、井伊が仲間だった本多忠勝(阿部亮平)、酒井忠次(長田成哉)、榊原康政(内藤秀一郎)を見限るとは思えないと続けた。井伊は、家康が学園のトップになったときに、彼らのことを守ってやりたかったのだ。

信長の観察力は鋭い。そして「共に戦ってくれないか」のひと言で井伊は信長側についた。

桶狭間の戦いさながらの展開で、信長に惚れる視聴者続出!

そこに今川らがほかのクラスや学年の生徒たちを引き連れて現れた。戦いが始まる緊張感が高まるなか、「みやび、下がってろ」と信長。その不意打ちの優しさに、SNSでは「キュン」「パワーワード」「痺れる」「惚れる」と大盛り上がり。

今回の戦いは、1560年に起きた桶狭間の戦いの様相を呈した。2万5千人の大軍を率いた今川を、わずか3000の手勢で打ち破り、信長の名をとどろかせることになった戦いだ。

信長を演じる永瀬の舞うようなアクション、また、「俺は探しているのだ、自分の才を注ぐべき器はどれか」と言っていた黒田の信長側での参戦など、熱いバトルシーンとなった。

無事に勝利した信長は、家康に「俺はもう誰も束ねない。誰の上にも立たず、みなを信じ、手を取り合って、心を一つにする。和の心をもって、みなで戦う」と告げた。天下獲りに向けたこの宣言も視聴者を魅了。「#新信長公記」がTwitterのトレンド1位を獲得する大反響となった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

クラスメイトたちとどう向き合うか考える永瀬廉“信長”/(C)ytv