令和5年6月歌舞伎鑑賞教室『日本振袖始 ―八岐大蛇素戔嗚尊―』が、6月2日(金) から24日(土) に国立劇場 大劇場で上演される。

歌舞伎鑑賞教室は、歌舞伎に触れたことがない方々にも、分かりやすく、楽しく歌舞伎に親しんでいただけるようにと、国立劇場開場の翌年となる昭和42年1967年)にスタートした公演。今回上演される『日本振袖始』は、近松門左衛門原作の人気演目で、享保3年(1718年)2月に大坂竹本座で人形浄瑠璃として初演、同年に歌舞伎として上演された作品。昭和46年1971年)12月に国立劇場で復活上演されると好評となり、再演が重ねられている。

本公演では、岩長姫実ハ八岐大蛇を中村扇雀、素戔嗚尊は扇雀の長男・中村虎之介がそれぞれ初役で勤める。また虎之介は「歌舞伎のみかた」の解説も勤める予定だ。

なお国立劇場は再整備のため10月末で閉場する予定で、初代国立劇場で歌舞伎鑑賞教室が上演されるのは、残すところあと2公演(6月・7月)となる。

<公演情報>
初代国立劇場さよなら公演
令和5年6月歌舞伎鑑賞教室『日本振袖始 ー八岐大蛇素戔嗚尊ー』

6月2日(金)~24日(土) 国立劇場 大劇場

令和5年6月歌舞伎鑑賞教室『日本振袖始 ー八岐大蛇素戔嗚尊ー』チラシ画像

解説歌舞伎のみかた」
解説:中村虎之介

『日本振袖始 ー八岐大蛇素戔嗚尊ー』
岩長姫実ハ八岐大蛇:中村扇雀
稲田姫:中村鶴松
素戔嗚尊:中村虎之介
ほか

詳細はこちら:
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2023/230561.html

左から)中村虎之介、中村扇雀