サムスン電子8月22日、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold」シリーズの新モデル「Galaxy Z Fold5」を国内で発売することを発表しました。

開いた状態で約7.6インチディスプレイ、閉じた状態で約6.2インチのカバーディスプレイを搭載。本体サイズは開いた状態が約155×130×6.1mm、閉じた状態が約155×67×13.4mm。重量は約253g。OSはAndroid 13。チップセットにQualcomm Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを採用し、前モデル「Galaxy Z Fold4」と比べてGPU性能は32%、人工知能チップのNPU性能は25%、CPU性能は18%向上しています。バッテリー容量は4400mAhで、新チップにより電力消耗が改善し、バッテリーの持ちが向上しているとのこと。RAMは12GB、ストレージ容量はドコモ版が256GBと512GB、au版が256GB、512GB、1TB。

シリーズ最軽量・最薄に

ヒンジの改良により、すき間なくたためるようになり、閉じた状態の厚さはZ Fold4が最厚部15.8mm、最薄部14.2mmだったのに対して、Z Fold5は13.4mmに。開いた状態の厚さでもZ Foldが6.3mmだったのに対して、Z Fold5は6.1mmと薄型化しています。重量はZ Fold 4が263gに対してZ Fold5は253gと軽量化を実現しました。本体はIPX8の防水に対応します。

輝度が向上した大画面ディスプレイ

メインディスプレイのサイズはZ Fold4と同じ約7.6インチですが、画面の最大輝度はZ Fold4の1300nitsに対してZ Fold5は1750nitsと向上。

Z Fold4同様、メインディスプレイのインカメラは400万画素で、画面の下に埋め込まれたUDC(Under Display Camera)。狭額縁で没入感のある大画面が利用できます。

マルチタスク体験が向上

メインディスプレイに分割画面で最大3アプリを表示できる他、ポップアップウィンドウも使ったマルチタスクに対応。

アプリ起動時には、画面下のタスクバーに表示されるアプリをドラッグドロップして分割画面にできる他、あらかじめ設定した分割画面で使うアプリのペアを呼び出すなど、マルチタスクにアクセスする複数の手段を用意しているのが特徴です。タスクバーには、最近使用したアプリを最大4アプリ表示することができます。

複数アプリの使用時には、ドラッグドロップによる画像の貼り付けなど、分割画面のマルチタスクならではの作業性が実現します。

折り曲げて使いやすいフレックスモードパネル

ヒンジは任意の角度で固定することが可能。折り曲げた状態で対応アプリを起動すると、メイン画面と操作画面を分けて表示する「フレックスモードパネル」の機能が利用できます。

高画質カメラでの自撮りに対応

メインカメラは1200万画素超広角、5000万画素広角、光学3倍ズームに対応する1000万画素望遠の3眼構成。カバーディスプレイでプレビューしながら、高画質なカメラで自撮りが可能。

カバーディスプレイには、1000万画素のインカメラを搭載。折り曲げた状態で机の上などに固定できるので、セルフタイマーを使ったハンズフリー撮影や、フレックスモードパネルを使ったカメラ操作にも対応します。

Sペンに対応

「Sペン」による操作や手書き入力に対応。PDFや書類に手描きメモを残せる「samsung Notes」アプリや動画編集、文字入力に活躍します。

別売りのアクセサリーとして、ケースのくぼみにSペンを収納できる「Slim S Pen Case」も発売します。これまで、ケースに吸着して収納していた際の厚さが28.37mmだったのに対して、20.63mmと薄いサイズで持ち運びが可能になります。

ドコモとauから発売

Galaxy Z Fold5はドコモとauから8月22日に予約受付を開始、9月1日に発売します。ドコモ版は256GBモデルのIcy Blueと256GB/512GBモデルのPhantom Blackをラインアップ。auは256GBモデルのIcy Blue、256GB/512GB/1TBモデルのPhantom Blackをラインアップします。auの512GB/1TBモデルはキャリアのオンラインショップ限定です。

シリーズ最軽量・最薄を実現 サムスン電子が折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold5」の国内発売を発表