芸歴50年を誇る大ベテランのお笑いタレント関根勤が“スキャンダルがゼロ”の平和なキャリアを振り返ったが、ダウンタウン・松本人志と比較する声まで上がっている。

 生まれも育ちも東京都港区という関根は、消防士として勤務するマジメな父親のもとで育てられ、大学時代に出演した素人参加型の情報バラエティー番組「ぎんざNOW!」(TBS系)の「しろうとコメディアン道場」で初代チャンピオンに。以来、現在の事務所である浅井企画に所属し、長く芸能界で活躍し続けている。

 そんな関根が写真誌「FRIDAY」3月22日号に掲載された単独インタビューが、3月16日に「FRIDAY DIGITAL」で配信された。記事中、長いキャリアの中で“不祥事が全くないこと”を指摘されると、「スキャンダルがゼロなのは、そもそもそういう場に行かないから。酒が飲めないから、夜の街に行かないんです。あとは単純にモテなかったからですね(笑)」とコメント。さらに、過去には、付き合いで銀座のクラブに行くこともあったというが、「夜の街よりも、娘の麻里(39)と遊ぶ時間のほうが何倍も楽しかった。だから仕事が終わるとすぐ家に帰っていました」とも語っている。

「FRIDAYの記事では、若手時代にクドすぎる芸風で不評を買った苦労や、生来の家族思いな人柄で夜の街とは無縁なことで得られた、お笑いへのピュアな愛などが“嫌われなさ”の背景にあり、それが長く芸能界で生き残れた理由であると結論付けていたようでした。ただ、この記事を読んだ、一部ネットユーザーからは、まさに“夜のスキャンダル”を報じられ、キャリア最大のピンチに直面している松本人志と比較し『全く対照的だね』『今話題のM本氏はどう思うのだろう? M本氏には家族といるよりも幸せなことがあったわけか…』といった感想が見られました。関根と同じく娘を育てる父である松本は、週刊文春により、たび重なる女性とのホテルでの飲み会や、その場での性加害疑惑などを報じられており、裁判を起こしている最中ですが、女性との会合自体は否定していません。一方で、仕事が終わると直帰し、夜の街よりも娘と過ごす時間を大切にする関根からすると、そもそも妻以外の女性とホテルでお酒を飲み交わすことなんて、考えられない遊び方なんだろうな、と思ってしまいますね」(テレビ誌ライター)

 ちなみにこのインタビューでは今年2月に関根が「関根勤の嫌われない法則」(扶桑社)を上梓したことにも触れている。タイミング的に関根と松本との比較が頭をよぎる人も多く、注目度も増しているのかもしれない。

(木村慎吾)

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