デーブ・スペクター

元横綱・プロレスラー曙太郎さんが4月に心不全で亡くなっていたことが11日、報じられた。54歳だった。訃報を受け、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏などから追悼メッセージが寄せられている。

 

■ボブ・サップとの伝説の1戦

曙さんは米ハワイオアフ島出身で、旧名はチャドローウェン。18歳で土俵入り。1993年初場所で2場所連続優勝を果たし、第64代横綱に。

現役引退後は格闘家に転向。格闘技イベント「K−1」でのボブ・サップとの対決は今も語り草となっている。X(旧・ツイッター)上では「早すぎる…ボブサップとの戦いは今でも覚えている ゆっくり休んでください」と伝説の1戦を思い出すファンが散見された。

 

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■「チャド」を追悼

名横綱の早すぎる死を悼む声は、芸能界やスポーツ界からも。

デーブ氏はXで「曙さんを本名のチャドと呼ばせていただきました。ご家族も素敵でいつもハワイの太陽より明るかった。断髪式で丁髷まで切ろうと迷惑もかけました! ギャグを言い合ったり横綱でもいつもチャドでした」とエピソードと思い出の写真を披露する。

対戦経験のある元プロレスラー武藤敬司は、曙さんの頭に噛みつくシーンを載せ「大相撲からプロレス界へ、真摯に向き合う姿勢にプロレスLOVEを感じた人でした。俺の引退前に今1度闘いたかった思いもありましたが叶いませんでした。横綱、ゆっくりと休んでください。 心よりご冥福をお祈り致します」と伝えた。

 

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■曙さんと交わしていた約束

さらに、ともに相撲界を盛り上げた元横綱若乃花花田虎上氏もAmeba公式ブログで追悼した。「ライバルであり友であり苦楽をともにした仲間」の死にショックを受けており「突然のことに送り出す言葉が全く見つかりません」とつづる。

「お互い協会から離れて頑張ってきたけど 離れていてもいつも心にいました 切磋琢磨してライバルとして戦ってきた分愛情が深く言葉では言い表せないものがあります また会いたい気持ちが強く歳を取ったらハワイの木の下で同期生皆んなで会おうと曙と話していた その約束も果たせずただただ寂しいです」と吐露。

そして「ゆっくり待ってて ハワイの木の下でまた会おうね 会いに行くね」と天国の曙さんに呼びかけた。

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■思い出の写真も

デーブ・スペクター氏らが曙太郎さん追悼 花田虎上氏は“約束”果たせず無念