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 北アメリカ大陸に住むヘラジカの体色は茶褐色が一般的だが、稀に白い個体が存在する。ある女性が、その珍しい白いヘラジカカナダ高速道路を横切っている瞬間に遭遇し、撮影した。

 この距離からだと詳細がわからないため、アルビノなのか、白変種なのかはわからないが、どちらにしても非常に稀な存在だ。

 白いヘラジカの後ろからもう1頭、茶色っぽいヘラジカもついてきた。目撃した家族は「白いヘラジカとそのきょうだいの姿を見て、私たちは本当にスピリチュアルな瞬間を過ごした」と語っている。

【画像】 カナダの高速道路に白いヘラジカが出現

 カナダアルバータ州の高速道路を白いヘラジカが横切る瞬間を目撃したのは、ツリー・タナーさん一家だ。

 その時撮影した映像には、白いヘラジカが丘を下り、高速道路を横切って走り去っていく様子が写っている。

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 白いヘラジカの後ろには、おそらくはきょうだいと思われる茶色っぽいヘラジカが後を追って道路を横切っている姿も見える。

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 よく見るともう1匹の茶色のヘラジカも、部分的に白い毛が生えているように見えるのだが、どうだろう?

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アルビノ?白変種

 海外サイトの多くではこの白いヘラジカを「アルビノ」として報じていた。

 アルビノは、遺伝情報の欠損により、先天的にメラニンと呼ばれる色素が全く生成されない個体のことで、体毛や皮膚が白くなり、目は赤く見える。

 一方「白変種(リーシュ)」は、メラニン色素の減少により体毛や皮膚などが白くなる個体のことだ。メラニンの産生能力は正常なため、目の色は黒や茶色のままだ。

 この映像からだとどちらかは判断できないのだが、白いヘラジカはどちらにしても珍しいことは確かだ。

 なお、白変種のヘラジカは、2017年にスウェーデンで目撃されている。

[もっと知りたい!→]オンリーカナダ 「ヘラジカに車を舐めさせないでください」の標識が出現。その理由とは?

 さてこのカナダの白いヘラジカは本当はどっちなんだろう?

Written by parumo

 
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カナダで珍しい白いヘラジカが高速道路を横切る瞬間が目撃される