中国南部、広東省梅州市で大型連休初日の1日未明に高速道路の路面が突然崩落し、多数の車が巻き込まれる事故があった。これを受け、上海市の名門大学、復旦大学の唐世平(タン・シーピン)教授は6日、自身の微博(ウェイボー)を更新し、「今回の惨事を受けて、国が大型連休制度(春節を除く)を完全に廃止する決意を固めることが期待される。ほぼ毎年、大型連休中に何らかの事故が発生している。大型連休制度はもともと内需喚起策であり、そろそろ改める頃だ」と投稿した。

唐氏の投稿について、ウェイボー利用者からは「(大型連休は)数少ない旅行ができる時なのに」「大型連休がなくても山崩れや交通事故は発生する」「一家だんらんできる大型連休を待ちわびている人がいるのを知らないのか」などのコメントが寄せられた。

1日の事故では、48人が死亡、30人が負傷した。

今年の労働節(メーデー)休暇は5月1(水)~5日(日)の5連休で、春節(旧正月、今年は2月10~17日)、国慶節(建国記念日、10月1~7日)に次ぐ大型連休。(翻訳・編集/柳川)

大型連休初日に高速道路の路面が崩落し48人が死亡した事故を受け、名門大学の教授が春節以外の大型連休廃止を呼び掛けた。