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中核モデルに「HDディスプレイ」!

ケンウッドが彩速ナビ「TYPE S」の2024年モデルを発表した。

【画像】4モデルが全てHD高画質! 新しい彩速ナビ「TYPE S」【8V型と7V型が選べる】 全8枚

注目は、普及価格帯のシリーズでありながらHD画質を手に入れたこと。

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新しい彩速ナビ「TYPE S」の8V型フローティング式「MDV-S811HDF」    JVCケンウッド

そして、動画とマップの2画面表示をするときに、動画などのエンタメ画面を今まで以上に大きく見られるようになったことだ(画像参照)。それぞれ確認していこう。

「TYPE S」2024年モデルのラインナップ/発売時期(オープン価格)

8V型フローティング「MDV-S811HDF」 6月上旬
8V型インダッシュ「MDV-S811HDL」 6月上旬
7V型200mmワイド「MDV-S711HDW」 5月中旬
7V型180mm「MDV-S711HD」 5月中旬

これまで彩速ナビは、最上位の「TYPE M」にHDディスプレイが搭載されていた。それが、2024年モデルから「TYPE S」でもHD画質を手に入れた形になる。

従来の「TYPE S」に比べて、解像度が2.4倍に、色数が64倍にアップし、緻密で滑らかな映像を彩速ナビのミドルレンジでも楽しめるようになったのだ。

ナビ画面の地図、それに動画コンテンツを楽しむとき、連携ドライブレコーダーの映像を確認するとき、その違いは歴然。高精細なHDディスプレイを手に入れたことで、大画面ナビとしての総合性能がかなりのものになったと理解できるだろう。

そして2024年モデルの「TYPE S」も、これまで通り8V型と7V型が販売される。

8V型には「フローティング式」と「インダッシュ式」、7V型には「200mmワイド」と「180mm」がラインナップされ、合計4機種が揃うから選びやすい。

2画面のときも、大きく動画を見たい

新機能としてもう1つ覚えておきたいのは、「ナビ画面」と「AV画面」の2画面表示をしているとき、動画などを特大サイズで映せるようになったこと。

これまでもAV画面を大きく広げることができ、小・中・大の3パターンに調整できた。

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8V型インダッシュ式の「MDV-S811HDL」。2画面表示で、AV画面を特大サイズ(5.7インチ)にしたところ。    JVCケンウッド

2024年モデルでは、最大5.7インチの「特大サイズ」まで広げられるようになっている(8V型の場合)。

2画面時のAV画面サイズ一覧(8V型の「TYPE S」2024年モデル)

AV画面(小) 2.6インチ
AV画面(中) 3.4インチ
AV画面(大) 4.4インチ
AV画面(特大)5.7インチ

2画面時のAV画面サイズ一覧(7V型の「TYPE S」2024年モデル)

AV画面(小) 2.2インチ
AV画面(中) 3.0インチ
AV画面(大) 3.8インチ
AV画面(特大)5.0インチ

このように合計4パターンの2画面表示を選べる操作系「オーガニックGUI PLUS」が新規採用され、同乗者は今まで以上に大きな表示で映像コンテンツを楽しめる。

3Aで急速充電 便利機能をチェック

編集部が注目した新機能もご紹介しておきたい。まずは「3Aの急速充電」への対応。

2024年モデルでは、最大供給電流DC5V=3Aで、USB機器へチャージできるようになった点は見逃せない。

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7V型200mmワイドの「MDV-S711HDW」    JVCケンウッド

別売のUSBケーブル「KNA-24USB」を接続すれば、タブレット機器への急速充電も可能。このケーブルでUSB C⇔Cはもちろん、付属の変換アダプタを使ってUSB C→Aだって充電できる。

また、「TYPE S」は全モデルが静電容量式タッチパネルで統一された。7V型の機種でも、これまでの8V型と同じように、フリック、ピンチイン/ピンチアウト、ドラッグといった操作ができるのは喜ばしい。

そして「音声操作」の起動方法も、ユーザー目線の調整が加わった。

従来から「ハイ 彩速!」と声をかければ音声操作が起動し、ステアリングから手を離さずに、発話でナビ操作ができるようになっていた。ステアリングリモコンで音声操作を起動することもできた。

2024年モデルでは、声で起動するか、ボタン操作で起動するかを任意に選択できる「ボイストリガーのオン/オフ」という設定項目が追加されている。

ボイストリガー(声による起動)をオンにした場合、「ハイ 彩速!」のひと声で起動。オフにした場合は、ステアリング上のボタンで起動するから、声の影響を受けることがない。

9万円台からラインナップ 価格情報

大画面ナビが席巻する現在のカーナビ市場だが、高画質で、操作がスムーズなモデルが選ばれる傾向にある。

高精細・広視野角のHDパネルを手に入れ、2024年の「TYPE S」は車内エンタメの楽しみ方が広がった。

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7V型180mmの「MDV-S711HD」。こちらも含めて全4機種がHDディスプレイを採用。TYPE SはHDMI入力も備えているから、手元の動画コンテンツをHD画質で楽しめるようになった。    JVCケンウッド

もともと価格に対して高機能だったところに、HDオールインワンと呼びたくなる総合性能のグレードアップが行われており、新しい「TYPE S」の登場は彩速ナビの存在感を高めることになるだろう。

彩速ナビTYPE S(2024年モデル)の市場推定価格

8V型フローティング「MDV-S811HDF」 13万5000円前後
8V型インダッシュ「MDV-S811HDL」 13万5000円前後

7V型200mmワイド「MDV-S711HDW」 9万7000円前後
7V型180mm「MDV-S711HD」 9万7000円前後


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