在中国日本国大使館が8日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で東京電力福島第一原発ALPS(アルプス)処理水について説明した。

同大使館の公式アカウントは「ALPS処理水は、2023年8月24日から海洋放出が始まっています。実施主体の東京電力のほか、政府機関なども周辺海域の海域モニタリングを継続的に行っており、結果を共有しています。この投稿時点で、優位な変化は認められていません」と説明し、同大使館の中国語版ウェブサイトのリンクを貼り付けた。

リンク先では、東電や水産庁による処理水の濃度や海洋生物へのサンプル調査の毎日の結果が記されており、詳細なデータを記したPDFのリンクも付されている。

東電は先月19日から始まった通算5回目の海洋放出を今月7日に完了し、原発から3キロ以内の10カ所でモニタリングした海水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度は基準を大幅に下回っているとしている。

同アカウントの投稿へのコメント数は20件余りと表示されているが、「投稿主がコメントの選別を行っています」のアラートが表示され、具体的なコメントは閲覧できない状態になっている。(翻訳・編集/北田)

在中国日本国大使館が8日、中国のSNS・微博で東京電力福島第一原発のALPS処理水について説明した。