日本の原発処理水の海洋放出を批判する文言が商品ラベルに印字されていたとして中国のSNS上で注目を集めた中国ミルクティーメーカーの「香飄飄」について、中国メディアの新浪財経は8日、「株価急落」のハッシュタグを付けて香飄飄の同日の始値が前日終値より5.1%下落したことを伝えた。

中国メディアのこれまでの報道によると、東京都内の中国系スーパーで販売されていた香飄飄の商品のラベルに海洋放出を批判する内容の日本語と中国語の文言が印字されていたとする写真や動画がSNS上に投稿され、香飄飄のライブ配信などでは同じ商品に注文が殺到。在庫がなくなる事態になった。

これについて新浪財経は8日、株価下落を伝えるとともに、話題作りのための騒ぎ立てが疑われるとの見方が出ていることに言及。中国のSNS上には「香飄飄事件は愛国商法か」との話題も登場しており、あるネットユーザーからは「分からない。日本で日本を批判するのになぜ中国語の文言まで必要だったのだろう」との声が寄せられている。(翻訳・編集/野谷)

中国ミルクティーメーカーの「香飄飄」について、新浪財経は8日、「株価急落」のハッシュタグを付けて香飄飄の同日の始値が前日終値より5.1%下落したことを伝えた。