毎週火~木曜、NHK総合にて放送中の「クローズアップ現代+」。9月17日(火)の放送では、映画監督の是枝裕和が、イギリスの名監督ケン・ローチと対談することが明らかになった。

【写真を見る】師と仰ぐケン・ローチ監督に、是枝裕和監督の思いがあふれる!?

最新作「家族を想うとき」が、ことし開催の「第72回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に正式出品され、世界中から絶賛されたケン・ローチ監督。

前作「わたしは、ダニエル・ブレイク」(2016年)で映画界からの引退を表明していたローチ監督が、引退を撤回してまで挑んだ本作のテーマとなるのは、時代の波に翻弄される「現代の家族の姿」。

マイホーム購入という夢を叶えるため昼夜を問わず働く両親と、寂しい思いを募らせていく二人の子供の姿を通して、現代社会が失いつつある家族の「美しくも力強い絆」を描いていく。

是枝裕和が“心の師”ケン・ローチと互いの新作を語り合う!

9月17日(火)の放送は、「是枝裕和×ケン・ローチ “家族”と“社会”を語る」と題し、「ローチ監督を師と仰いでいる」という是枝裕和監督が、イギリスロンドンでローチ監督との対談を実施。

是枝監督のローチ監督に対する思いや、両監督のキャストに対する演出のこだわりなどが明かされるほか、両監督が「映画が“不寛容な社会”にできること」をテーマに熱く語り合う。

日本でも12月に公開される「家族を想うとき」と、是枝監督が初の日仏合作で挑んだ映画「真実」(10月11日公開)。共に“家族”をテーマとした新作で、両監督が描きたかったメッセージとは何なのか。世界が注目する作品について語る二人の対談は必見だ。

■ 映画「家族を想うとき」ストーリー

イギリスニューカッスルに暮らすリッキー(クリスヒッチェンズ)は、マイホーム購入の夢を叶えるため、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立。妻のアビー(デビー・ハニーウッド)も、パートタイムの介護士として時間外まで1日中働いていた。

だが、家族を幸せにするために始めたはずの仕事が、家族との時間を奪っていくことに。高校生の長男セブ(リス・ストーン)と、小学生の娘ライザジェーン(ケイティ・プロクター)は、両親の気づかぬところで寂しい思いを募らせていて…。(ザテレビジョン

9月17日(火)放送の「クローズアップ現代+」にて、是枝裕和監督とケン・ローチ監督の対談が実現