CS放送の「ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ」にて、2021年2月28日(日)より3ヶ月連続で松竹新喜劇の放送が決定した。演目はCS初放送や、テレビ初放送のものが揃ったレアな内容。笑いあり、涙ありの人間模様を描いた珠玉のドラマが堪能できる。

【写真】笑って泣ける松竹新喜劇3作品が放送!未DVD化作品も

朝ドラ主人公のモデルも輩出した松竹新喜劇の人情ドラマ

現在放送中のNHK連続テレビ小説「おちょやん」の主人公のモデルである浪花千栄子が所属していたことでも知られる松竹新喜劇。1948年に旗揚げされ、数々の喜劇を上演してきた。喜劇といってもただ笑えるだけではなく、親子、夫婦、友情といった人間ドラマを主軸に、物語性の高い泣ける演目で評価を集めている。

2月から放送される3本の演目も、まさに松竹新喜劇らしい内容。2月28日(日)に放送される「丘の一本杉」は、老いと若さをテーマに親子の情愛を描いた作品だ。劇団旗揚げ当時からある演目で代々継承されてきたが、2012年8月上演の映像は今回がテレビ初放送になる。

3月28日(日)放送の「アットン婆さん」は、母親代わりに子供たちの面倒をみてきたお手伝いの“アットン婆さん”と彼女に育てられてきた子供たちとの家族愛がテーマ。「昭和の喜劇王」と称された藤山寛美が主演を務めている。

「劇団創立70周年記念公演」で上演された「人生双六」もテレビ初放送。松竹新喜劇の数ある演目の中でも評価の高い一作だ。不遇の男2人が5年後出世した姿でまた会おうと約束して別れるが…。双六のような人生のままならなさ、しかしそこにある人の心の温かさが感じられるストーリーだ。こちらは4月に放送を予定している。

泣くことにもリラックス効果があると言われている。泣いて、笑って、人情に癒やされる。春の訪れを前に、心温まる時間を過ごしてみては。

父と息子の情愛を描いた「丘の一本杉」