最終週に突入した連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。5月12日に放送された第113回では、千代(杉咲花)が一平(成田凌)と再会する様子が描かれた。(以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】鶴亀新喜劇の稽古場に帰ってきた千代(杉咲花)

“大阪のお母さん”として人気を誇った名女優・浪花千栄子をモデルに、ヒロイン・千代の奮闘を描く「おちょやん」。千代は苦しみを乗り越え、ラジオドラマ「お父さんはお人好し」に出演したことで人気女優へと脱皮した。

千代が道頓堀を離れてから2年が経っていた。道頓堀の仲間たちと再会し、変わらぬ愛情に触れた千代は、元夫・一平と対面。一平と灯子(小西はる)の謝罪を受け、「よし、だんない」とうなずいた。

2人に会うことがずっと怖かった、昔のことはみんな忘れようと思っていた、という千代。「ほったらあかんもんまでほってしまうとこやった。やっぱりうちは、道頓堀が大好きだす。もういっぺん、あそこで芝居がしたい」と伝えた。

千代が鶴亀新喜劇の舞台に出ると決めた背景には、春子(毎田暖乃)を励ましたい思いもあっただろう。春子は、自分は勉強ができないと思い込み、「無理なもんは無理や。やってあかんねやったら、はなからやれへん方がええ」と、看護婦になりたいという夢もあきらめようとしていた。

「うちも負けてられへん。強いお母ちゃんにならな」と泣きながら灯子に微笑みかけた千代。視聴者からも「自分に向き合って前に進んだ千代ちゃんは強い!」「もう千代ちゃんは強いお母ちゃんだよ…」「千代ちゃんの『だんない』がまた聞けてよかった」と感動と応援のメッセージが続々と寄せられた。

5月13日(木)は第114回を放送する。一平・灯子との対面のあと岡福に戻った千代は、道頓堀の舞台に出るという決断を真っ先に春子に報告する。

「おちょやん」第113回より/(C)NHK